感知器の簡単まとめ!

マンション管理の情報屋です\(^o^)/こんにちは。夕方の更新になってしまいました。まだバタバタしてます。。

以前、マンションの自動火災報知設備について記事を書きましたが、今日はその中の感知器について書きたいと思います。

~そもそも感知器とは?~
火災により生じる熱、煙、炎を感知し、自動火災報知設備の受信機に信号を送る機器のことです。
建物の各警戒区域に設置が必用となります。

~種類~
○熱感知器
台所や湿度の高い部屋に設置されることが多いです。煙感知器より安価です。炎が出た後に検知することになるので、検知速度は煙感知器よりも遅くなります。

・差動式分布型感知器
・差動式スポット型感知器
・定温式スポット型感知器
・熱アナログ式スポット型感知器

※差動式   … 周囲の「温度上昇率」が一定の率以上になったときに作動するもの。
※定温式   … 一局所の周囲温度が「一定の温度以上」になったときに作動するもの。
※分布型   … 広範囲の熱効果の累積によって作動するものをいう。天井に空気管を這わせてたりします。倉庫や体育館など大空間の設置に向いています。
※スポット型 … 一局所(スポット)の熱効果によって作動するもの。

○煙感知器
煙や目に見えない極小の燃焼生成物を感知します。調理で煙が出ることが多いので、台所には殆ど設置されてないと思いますが、熱感知機より火災を検知する速度が高いです。1種から3種まであり、1種が最も感知能力が高いものとなります。

・光電式スポット型感知器
・光電式分離型感知器
・光電アナログ式スポット型感知器
・光電アナログ式分離型感知器
・イオン化式スポット型感知器

※光電式   … 周囲の煙が一定濃度以上になったときに作動するもの。
※分離型   … 周囲の煙が一定濃度以上になったときに作動するもの。広範囲の煙の累積による光電素子の受光量の変化により作動するものをいう。送光部と受光部に分かれていて、送光部からの光が煙により遮られ、受光部の信号出力が変化を感知する。

○炎感知器

天井高さ20mを超える空間の火災検出を行う場合は、熱や煙の感知が不可能になるため、炎感知器を使用することになります。大空間での使用となりますから、あまりマンションでは見かけません。

・赤外線式スポット型感知器
・紫外線式スポット型感知器

※赤外線式  … 炎から放射される赤外線の変化が、一定の量以上になったときに作動する。
※紫外線式  … 炎から放射される紫外線の変化が、一定の量以上になったときに作動する。

ということで、マンション管理会社のフロントマンなら、見た目で何の感知器くらいは分かるようになっておきたいところですね(^^)

記事公開日:2013-08-03

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