どうも。マンション管理士でフロントマンの情報屋です。
さて、外壁等大規模修繕工事のスムーズな進め方!今日は第2回
「スケジューリング」
です。
外壁等大規模修繕工事をやるとなったら、まずスケジュールを作成し、広報する必要があります。
今のタイミング(7月下旬)で建物診断の報告書が出てきたと想定してみましょう。
次のような感じで、スケジュールの素案を理事会などに提出したらよいかと思います。
【8月】
(理事会)
・建物診断の結果確認
・共通工事仕様書の確認
・業者の募集要綱の作成
変な業者を入れないようにするには、募集条件にそれなりの設定を行います。(資本金3~5千万円以上等)
【9月】
・見積業者公募
【10月】
(理事会)
・見積もり比較
・プレゼン業者の選定
2~3社に絞る。
(全体)
・プレゼン
共通事項意外に、独自の提案も行ってもらいます。
【11月】
(臨時総会)
・業者、仕様、予算等の決定を行います。
【12月】
(全体)
・工事説明会
工事期間中の注意事項を、修繕業者より住民全体に説明をしてもらいます。
【1月中旬】
・工事着工
(理事会)
・定例打ち合わせ
1~2週間に1回程度、理事会・管理会社・工事業者にて進捗や問題事項の確認・打ち合わせを行います。
【4月上旬】
(理事会)
・工事完了検査
【5月】
(理事会)
・書類引き渡し
ざっっとこんな感じでしょうか?
(何の資料も見ていないのと、超眠いのとで、かなり適当です。後で修正するかも知れません)
上記は、設計・管理方式であれば、その殆どを設計事務所に業務をお願いしていくことになるかと思います。
わたしが進めていく場合は、次のことに気をつけてます。
①理事会をやる場合は公開理事会にし、住民の参加を呼びかけます。
これにより、理事以外の住民の方々にも出席出来る機会を与え、何かあった時に理事会が反論出来るようにしておきます。
②公開理事会でない場合でも、理事会の議事録等を全戸配布し、検討内容等をとにかく広報します。そして、理事会に意見や質問を提出して頂くよう呼びかけも行います。
③施工は、防犯面からお盆や正月などの長期休暇時等は避けるようにします(足場が掛かるため)。梅雨も外した方がいいですよね(工期が遅れるため)。
大きなお金の動く修繕工事ですから、とにかく情報をオープンにして、意見や質問を受け付け、対応するようにしています。
記事公開日:2013-07-23 マンション管理士の情報屋