マンション管理の情報屋です\(^o^)/おはようございます。
建物診断、スケジュールと書いてきて思ったのは、スケジュールを書いた時点で、スムーズな進め方はもうほぼ終わってるなぁ~。。。ということでした。
スケジュールを出したら後はそれに沿って進めていくだけですからね。
なので、今回はちょっとした裏話的なことをつらつらと書きたいと思います。
<strong>【現場代理人】</strong>
あまり知識のないフロントマンの方は、とにかく工事の現場に出て「現場代理人」から実際の現場・工事を教えて貰うことをお勧めします。現場を知っているフロントマンと知らないフロントマンの説明では、雲泥の差がありますからね。説明は建築部に任せてるから。。とか言わず、知っておくように努めましょう。
あ、職人さんとかに聞く場合は注意が必要です。大抵はこちらをお客と思ってやさしく接してくれますけど、時々おっかない人とかいますから!鳶(足場屋)さんは特におっかないです(笑)
その点、現場代理人は、実際の工事のやり方は勿論、接客もしますし、専門知識に裏付けされた説明をしてくれますから、教わるには最適です。
それに、ついて回っていれば、現場代理人が下請業者さんを従えてるのか、なめられてるのかも分かります。たまに下請けの職長さんにすごく馬鹿にされている現場代理人さんを見かけたりすると、この工事大丈夫かなぁ。。。と不安を覚えることがあります。
よおく観察しましょうね。
<strong>【工事を受注する方法】</strong>
外壁等大規模修繕工事は、工事業者と管理組合が直接契約する場合と管理会社が元請け業者として管理組合と契約する場合があると思います。
管理会社が元請けをする場合、フロントマンの力量が問われ、その成否が会社での評価にもつながります。
会社にとっては、大規模工事をとれるフロントマンは当然大事ですからね。
<strong>王道的なことを言えば、普段の管理をしっかりとやっていれば、工事は頂けます。</strong>
例えば総会で審議している時にも区分所有者の方から
「○○フロントさんは漏水が発生した時でも、ホントしっかり対応してくれたからね。管理会社さんにお任せした方がいいですよね」
という一言が出てきたりして、一気にお任せしようムードになったりします。
<strong>【工事受注に関する裏話】</strong>
上記のようにスムーズにいかないことがたまにあります。
業者さんは工事を取るために、誰かにお金を渡すことがあるのです。
例えば業者公募の際に、業者を連れてくる方。
9割方は善意の方なのですが、業者さんと密約をしてあって、工事が取れたらお金を貰うことになってたりすると、もう、その業者を猛プッシュしてくる訳です。見積もりを最安値のほんのちょい下で再提出してきたりする訳です。
よくニュースに出てるアレな感じです。
そうかと思えば、フロントマンに話を持ってくる業者さんもいます。
「うちに工事を出して南の島にでもいきましょうよ~」とか。
他では、実際工事を進めている打ち合わせ中に
フロントマン「○○号室の方は、対応に特に気を使ってくださいね」
と話したら
工事業者「あ、いくらか包んだ方がいいですか?」
と言われて
フロントマン「お金じゃなくて注意を払ってください」
と答えたり。
フロントマンのみなさんは、間違ってもお金とか貰っちゃいけませんよ。どこかからか話が漏れてきますからね。
業者さんから「○○会社の○○さんからお金要求されましたよ~」と、違う会社の話を聞くこともあります。
裏を返せば、真っ当なことをしていても、例えば上記のように見積もり業者を連れてきただけで疑いの対象に上がったりすることもあります。なので、特にこのような大きなお金の動く工事の際などは、マンション組合員の方も、フロントマンの方も、身に覚えが無くても細心の注意を払いましょうね。
わたしは、工事直後に車を買ったりしているのを見ると、疑いの目で見てしまいます。。。
他にもまだまだ色々ありますが、まぁ今回はこの辺で。。。
記事公開日:2013-07-24 byマンション管理士の情報屋