おはようございます。マンション管理の情報屋です。
確かにまだ午前中ですが、06時でも何でもない時間です。今日はようやくの休みで、昨晩は眠くて原稿を書けなくてこの時間に更新です!
という訳で、今日は6/26の日経新聞の記事からです。
千葉・首都圏経済版にこんな記事がありました。
(内容は簡略化してます)
マンション誰のものか(第7部 住み続けるために)
「スラム化防ぎ自主管理」専門家の知恵も活用。
○ニュースカイマンション
東急東横線 祐天寺駅徒歩4分。1970年築。全27戸。
倒産した管理会社が管理費等約500万円を持ち逃げ。
マンションの老朽化は著しい。
↓マンション管理士に相談↓
・古い管理規約を改正
・新しい管理会社を見つける
・修繕積立金を徐々に引き上げ
・耐震補強工事のために一時金20万円徴収
・大規模修繕を実施し、まもなく装いを新たにする
○神奈川県平塚市の築30年のマンション
総戸数25戸。管理費の滞納600万円。
督促をするよう管理会社へ言ったら開き直られる。
管理会社から契約解除される(10年前)
これまで一度も大規模修繕をしていないのに、積立金は多くない
↓マンション管理士に相談↓
・弁護士と相談して管理費の滞納を回収
・住人を管理人にするなどの対策をとり経費を抑える
・そのお金で屋上の防水工事や外壁の改修工事を実施
・一昨年にはオートロックも設置
○ニューハイム池上
東京都大田区 築30年以上
大規模修繕を一度もしていない。
積立金がたまる度にこまごまとした工事にお金を使う管理会社に対し、不信感を抱いたのがきっかけだ。
理事会も十分にチェックをしていなかった。
6年前に管理会社への委託を止めて自主管理にする
「自分たちで汗をかかないと無駄なお金が出ていく」
電気料金やエレベーターの定期点検などを見直して管理費を節約
2年前に初めての大規模修繕にこぎつける。
しっかりとした管理規約も作成
役員の任期も2年にし、半数ずつ交代する体制に変更
的なことが書いてあり、最後は
「この3つのマンションは一歩間違えばスラム化の道をたどったに違いない。外部の専門家の知恵を使いながら住人自らも覚悟を決める。終(つい)のすみかを手に入れるのは簡単ではない。」
という文で締めくくられています。
マンション管理の情報屋としましては、お客様やデベさんから話が出た時や、話のネタとして新聞のマンションに関連した記事は一通り抑えておきますが、この記事で個人的に一番気になったのはこの部分です。
積立金がたまる度にこまごまとした工事にお金を使う管理会社に対し、不信感を抱いたのがきっかけだ。
この一文で、日経のこの記事を書いている記者が、マンション管理について「いかに素人か」ということが分かりますよね。
東洋経済やダイヤモンドの記事を読んでいてもそう感じる時があります。
こーいう記者さんは、なんとなくウケそうな感じに書けて、文章に問題がなければOKなんでしょうねぇ。。。
誤解を招く表現は止めて欲しいと思うのですが、まぁでも素人の視点が感じられるという点では、マンション管理業界の人間には勉強になる、ということにしておきたいと思います。
あ、お困りの管理組合様がいらっしゃいましたら、ぜひマンション管理の情報屋までご相談くださいね\(^o^)/
公開日:2013-06-27
今現在もマンション管理に関するご相談は受け付けています(^^)
2018-05-31 マンション管理新聞