みなさんこんにちは。マンション管理の情報屋です。
要件もいくらか緩和されましたし、今日はすまい・る債を管理組合で購入する場合の総会議案書を書いてみたいと思います。。。ちなみにわたくしは、あまり文章が得意ではありませんが(>_<)
第○号議案 マンションすまい・る債購入の件
管理組合の修繕積立金は、ペイオフ等の問題を考慮し、現在○つの銀行に分散し預け入れを行っております。
修繕積立金の積立額の増加に伴い、預け入れする銀行口座を際限なく増やした場合、管理面で煩雑になる等の問題も生じるため理事会にて運用方法について検討した結果、住宅金融支援機構が発行している「マンションすまい・る債」の購入を提案することといたしました。
皆様のご承認をお願いいたします。
≪購入する内容≫
・購入(積立)口数 … 1回あたり○口(500,000円×○口=○○○○円)
※修繕積立金の年額は○○○○円
・購入時期 … 平成○年○月○日~○月○日
・その他 … ①上記金額を毎年購入します。(最大10回まで)
②状況に応じ、定期預金等の解約を行います。
③審査結果や募集口数を超えた際の抽選結果等により、購入出来ない場合があります。
≪概要説明≫
詳細は、住宅金融支援機構のホームページ及び添付の新聞コピー等をご参照下さい。
①マンションすまい・る債は、国の認可を受けて住宅金融支援機構が発行する一般担保債券です。マンションすまい・る債を保有されている方は、住宅金融支援機構の総資産から優先的に弁済を受ける権利があります。
平成25年度決算時点では、マンションすまい・る債を含む優先弁済の対象となる一般担保債券の発行残高は3兆3,771億円で、これらの弁済に充てられる資産額は機構の総資産(30兆2,563億円)のうち17兆3,692億円となっています。なお、預金保険制度の対象ではありません。
②積み立てた債券が盗難・火災・紛失などの事故に遭い、財産の保全に支障を来すことのないよう、債券を全て機構が無料で保護預り(債券の保管)します。
③毎年1回定期的に利息を受け取ることが出来ます。また、年平均利率は年々アップしていきます。(参考)平成27年度発行の債券の10年満期時平均利率は0.313%(税引前)です。※経過年数10年で平均した利率。
④継続して10回の積立が可能となっていますが、共用部分の修繕工事費に充てる等の場合は、発行から2か月以内の債権及び買い入れ代金の支払日が満期日と同じ月になる債権を除き、第1回の積立の債権発行から1年以上経過すれば買い入れ請求(中途換金の申出)が出来ます。※買い入れとは、積立組合の請求に基づいて積み立てた債権を機構が満期前に買い取ることをいい、「債権の中途換金」を意味します。
⑤管理組合の応募要件は次の通りとなります。
・住宅金融支援機構融資を受け共用部分の修繕工事を行う事を予定している。(融資を受けない場合の罰則等はありません)
・管理規約が定められている。
・長期修繕計画の計画期間が20年以上。
・反社会的勢力と関係がないこと。
(もちろん)管理組合によりますが、反対意見もぽつぽつあると思います。①については、もう少し手厚く説明した方が良いかも知れません。